メンヘラ彼女に振られた悔しさをバネにヒッチハイクで全国を旅した話 1日目 (東京〜神戸)
こんにちはキャベ太です。(@yakisobaboya)
「メンヘラ彼女と付き合って精神崩壊した話」
たくさんの方に面白いと言って頂き、大変光栄でした。
しかしまだ物語には続きがあります。
物語の最終話では完全に精神崩壊した僕が、旅に出て元気を取り戻す。
って言うオチがあったんですけど笑
今回からはその旅の事について書いていきますね笑
メンヘラ彼女に振られた悔しさをバネにヒッチハイクで全国を旅した話
ユキと別れバンドも解散した僕にはもう何も残っていませんでした。
僕はバイトを辞め就職先を無理やりに決定させましたが、失意のど真ん中にいる状況は一切変わりませんでした。
就職が決まり仕事が始まるまで3週間程の時間がありました。
「これ以上病んでいても仕方ない。何かしなくちゃ。」
失意のど真ん中で僕はそう思いました。
昔から僕の脳みそは単純明快で勢い任せで行動する所がありました。
「旅に出よう。」
単細胞の僕は決断しました。
次の日、元バンドメンバーで丁度ニートをしていた稲川の家に乗り込み、無理やりに荷造りを完了させ、彼の腕を掴み無理やりに外に引きづり出し、僕らの旅が始まりました。
ただ普通に旅をしては面白くないと思った僕はこの旅に3つのテーマを持たせました。
⑴人の優しさに触れる
⑵自分探し
⑶チュッパチャップスでわらしべ長者
このチュッパチャップスを旅先で出会う人にどんどん交換して行ってもらおうと思います!
最後何になるか乞うご期待です!
それではいざ出陣!
1日目.用賀インターチェンジをスタート
最初に知り合いが住んでる神戸、博多を目指すべく僕達は西へ向かいました。
まずは、ヒッチハイクの名所「用賀インターチェンジ」の前から名古屋方面に向けてスケッチブックを掲げる事にしました。
1日目の目標は神戸まで行く事です。
しかし2時間経っても3時間経っても一向に車が停まってくれません。
「来なきゃよかった。」
早くも心が折れかけました。
悪雲が立ち込めて来ました。
「もしかしてヒッチハイクなんて不可能なんじゃないか?」
「もう諦めて家に帰ろうか。」
諦めかけた瞬間
車が停まりました。
「うおー!!」
「いえー!!」
「ピース!」
「名古屋の途中の静岡まで行くのでそれでもよければ」との事!
もう全力で頭を下げました。
「ありがとうございます!マジでありがとうございます!!」
あまりの歓喜っぷりに運転手の鈴木さん、少し引いていました笑
そして高速に乗りいざ静岡方面に!!
海が見えてきました!
熱海に上陸
そして2時間後、静岡県伊東市のマリンタウンと言う道の駅的な所で降ろしてもらいました。
そしてわらしべ長者ターイム!!
チュッパチャップスを何かと交換してくれないかとお願いした所
ビニール傘になりました・・・
おっふ、びっみょー!!笑
鈴木さんありがとうございました!!
しかしここで一つ問題が!!
高速道路から降りてしまった事です。
ヒッチハイクで一番の難関は高速に乗るまでと言われています。
なので一度高速に乗ったら目的地の付近に着くまで高速を降りずにサービスエリアやパーキングエリアを経由して行くのがセオリーと言われています。
ここで何も考えなかった僕は言われるがままに高速を降り、鈴木さんの目的地であるマリンタウンまでノコノコと着いて来てしまったのです!笑
なんなら来すぎです笑
ただ東名高速に乗ってひたすらに西へ向かえば良かっただけなので、熱海辺りのSAで降ろしてもらえば良かったのに
ちゃっかり南伊東の方へ南下していました。
もう一度高速に乗る為には熱海まで戻らないといけません。
徐々に日が沈み始めました。
1日目の目的地が神戸だったにも関わらず現在地、静岡県伊東市。
稲川の家を出発したのが朝の11時でしたが時刻は20時を回りました。
ヒッチハイクなめてたわー!!笑
その後、何度か場所を変えてヒッチハイクをするも中々車は捕まらず、次に車が停まったのは21時でした。
しかしここでびっくり仰天!!
次に乗せてくれたのは年下のカップルだったんですけど旅行で東京から来ていた二人はなんとユキの知り合い!!
そう!!例のメンヘラ彼女!!
こんな偶然あるんですかね!びっくりしました!
二人には特に例の話はしませんでしたが、僕は心の中でびっくりを噛み締めました笑
二人には熱海駅まで送ってもらい傘とアイフォンケースを交換してもらいました!!笑
とても素敵なカップルでした!
どうかこれからもお幸せでいて下さい(^ ^)
その後、熱海駅で小休憩を挟み30分後に親子が停まってくれました。
「高速には乗らないんだけど、どこか休めて車が停まりそうな所に連れていってあげるよ」と言われ連れて来て頂いたのがここ!
つーか熱海風つえー!!!!
ヤッホー!!もはや旅館やないかい!!
そんなこんなで体力も限界に来た僕達はこの旅館に泊まる事に決めました。