メンヘラ彼女に振られた悔しさをバネにヒッチハイクで全国を旅した話 10日目 (鳥取砂丘)

 

 

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10日目 鳥取砂丘の素晴らしさについて語る

 

一夜空けた、旅10日目。

結局、午前中に鳥取砂丘に戻ってきました。

どうやら砂丘は朝に来る所みたいです。

朝は普通に来れました。

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砂丘近くにあるお土産屋さん、砂丘会館も賑わっております。

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やたらと試食コーナーがあるので、乞食な僕達は片っ端から試食してやりました。

ちなみにこの時点で財布の中身は4千円くらいでした。

クレジットカードも何も持ってきていません、現金のみです。

稲川に至っては財布すら持ってきていません。

当然お土産なんて買いません。

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砂の美術館

 

お次は砂の美術館です。

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シーズン毎に砂で作られた巨大な作品が展示されています。

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これが全て人間達の手作業で作られた物だと思うと非常に込み上げる物があります。

職人さん達はこの作品を作る為にどれだけの労力と時間をかけた事でしょう。

汗が滲むような作品に胸を打たれました。

 

 

ついに鳥取砂丘へ!

  

そんなこんな寄り道してようやく本命の砂丘に到着です!

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見渡す限りの砂!

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そして丘の向こうにある海!

真っ青な空!

水平線!

最高なコントラストです。

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そして稲川の長年の夢が果たされます。

理由はよく知りませんが彼は尋常じゃなくラクダを崇高しています。

ラクダに対する想いはここにいる誰よりも強いはずです。

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ついにその瞬間がやってきます。

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ラクダ!

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とても満足気な表情です。

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ラクダした彼は何やら興奮した様子でラクダに対する想いを語っていましたが、強風のせいで何を言っているのか殆ど聞こえませんでした。

そんな事よりたった数10メートルの距離を回るだけなのに千円も取られてしまいました。

残金が3千円になってしまいました。

東京都民2人が鳥取で残金3千円になってしまいました。

ちゃんと帰れるのか心配になってきました。

 

 

丘の近くまで行ってみると傾斜のきつさが良く分かります。

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これを登るのが中々にしんどいです。

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丘を越えた先に海があると言うロケーションにもロマンスを感じずにはいられません。
そして砂丘に来たからには僕がどうしてもやりたかった事!それはズバリ!

 

 

 

 

  

 砂丘サーフィンです!

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この鳥取砂丘の丘をダンボールで颯爽と滑ってみたい!

そんな願いを叶えるべく、砂丘会館でおばちゃんに嫌々ダンボールをもらって来ました。

ゴミはきちんと持って帰ってね。との事です。

 

ダンボールが強風に煽られる中、いざ挑戦です!

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あれっ? 

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なんか思ってたのと違います。

全然滑りません。

今度は思いっきり助走をつけて挑戦してみます。

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なんか思ってたのと違いました。

実際に砂丘を滑る「サンドボード」と言うスポーツがあるのですが、どうやらダンボールでは無理見たいです。

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まあそんなこんなで鳥取砂丘を僕達は存分に満喫しました。

 

 

伝説の珈琲屋さん、すなば珈琲

 

鳥取駅に戻り、今度は僕がずっと行って見たかったスポットを発見してしまいます。

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そう!すなば珈琲です!
鳥取県は一昔前まで、全国で唯一スタバがない県で有名でした。

そしてそれに対抗して作られたのが『すなば珈琲』以前、月曜から夜更かしで取り上げられていたのを見て、ずっと行って見たいと思っていました。
残金も残り僅かですが、これは行かずにはいられません。

 

店内に入るといきなりマツコさんがお出迎えです。

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味は・・・

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んー、まあ、普通でした。

て言うかそもそも珈琲の味とか分かりません。

美味しさも求めていませんでしたし。

唯一びっくりしたのは店員さんの態度がクソほどに悪かった事です。
「いらっしゃいませ」も「ありがとうございました」も言わなければ珈琲を持って来た時、テーブルに勢いよく置きすぎて少し溢れてました。

スタバと戦う気はあるのでしょうか?

 

そう言う所も好きです。

また来たいです。

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これで鳥取を満喫したと思いきやまだ終われません。

唯一心残りな事がありました。

夜の砂丘で星を眺める事です。

前日の夜は曇っていた為、星が見えませんでしたがこの日は快晴です。

間違いなく星が綺麗に見えるはずです。

 

 

果たして星は綺麗なのか?再び夜の鳥取砂丘

 

僕達は陽が沈むのを待ち、またしても砂丘に向かう事にしました。

一体何往復するのでしょう。

昨日の反省を活かし、駅の付近で砂丘方面に行く車をヒッチハイクします。

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20分程で捕まり、砂丘まで送っていただきました。

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徒歩だと地獄のような道のりでしたが、車だとほんの一瞬でした。

 

 


  

車から降りた僕達は目を見張りました。

夜空には星が燦然と輝いていました。

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スマホのカメラじゃ当然何も映りません。

写真には映らない確かな美しさがそこにはありました。

インスタ映えなどしない美しさが。
今まで見た夜空の中で一番綺麗でした。

 

僕達は誰もいない夜の砂丘に忍び込み、砂の上に大の字に寝転がり、輝く星をいつまでも眺めていました。

純恋歌

純恋歌

  • provided courtesy of iTunes

 

 
日本にはまだまだ僕が知らない素晴らしい景色がたくさんあります。


皆さんも是非、瞼でシャッターを切り、Instagramには映らない景色を心のデータフォルダに保存するような場所に出会ってください。

 

鳥取砂丘本当にオススメです。

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10日目、鳥取県鳥取市にて終了。

 

世界の中心で親指を立てる

世界の中心で親指を立てる

 
あの日、僕らは旅へでた。

あの日、僕らは旅へでた。

 
 

 

11日目へ続く。

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